碧いラフレシアの花 その597 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




ライブが終わって打ち上げ場所の居酒屋にしんちゃんと乱人君が到着した。


まだ他のメンバーは到着していなかった。





二人で昔話をしながら、真帆の話題になった。


「真帆さん、何で観に来たんだろう?」

乱人君が呆れたように言った。

「何ででしょうね?僕には女心は分かりません。」

しんちゃんが困ったように答えた。

「何不自由ないプロデューサーの奥様なのにね。子供もいるのにね。」

「あの夫婦は一般人じゃないですから。普通の人とは感覚が違います。」

しんちゃんがげんなりしたように答えた。

「なんか二人で似てるよね。メジャーデビュー限定ギグの時、妹だって騙して楽屋に来たよね。田畑さん信じちゃったもんね。真帆さんがお誕生日にポルシェあげて、TAKAさんがお誕生日にベンツあげる夫婦なんだよね。ついでにドラックで二人でぶっ飛び。」

「まあ、クスリはいい年だからやめたと思いますよ。」

「何だろう。TAKAが浮気してんのかな?」

乱人君が嫌味っぽく言った。

「それはあり得ますね。」

「相田美穂を喰いながらプロデュースしてるのかなぁ、TAKAは?」

「まあ、驚きませんけど。」

しんちゃんがやれやれという感じで答えた。

「KENちゃんはこんな変なスワッピングみたいな話しに興味ないと思うよ。」

乱人君が言った。


「まあ、真帆さんが熱心で、KENちゃんは引いてる印象があります。」

しんちゃんが答えた。