「そうか・・・。でも俺はただのおっさんだぞ。もう32なんだけど。」
TAKAが美穂の体から離れた。
「私はTAKAさんには嘘はついてないよ。ソープ嬢だったこととか、全部話してるよね?私はTAKAさんを騙したりしないよ。あとお金目当てでもないよ。お嫁さんにしてくれたら、TAKAさんの為に一生無償で歌うもん。権利も全てあげるよ。」
「いやー、お前の社長はヤクザがらみだし、遠慮しておくよ。」
「やっぱり、私がヤバイから嫌なの・・・?」
「お前はヤバくないけど、社長がヤクザ使いの色ボケクレイジーだから嫌だよ。ヤクザの女みたいなもんだぞ、おまえは。」
「やっぱり、そう思う・・?確かにもうヤクザの女みたいなもんだよ、私。昔の仲間がゆすりに来た時、社長が金出したんだけど、その子がまた事務所に金を無心に来たの・・。」
「ああ・・。」
「二回目の時はY組系のヤクザ3人が事務所で待っていて、まあ金は渡したんだけど・・・これ以上要求したらここに弾丸ぶち込んで死ねよ・・とか、東京湾に浮かべよ・・って言って、そのソープの子の股の間に本当の拳銃突っ込んだよ・・。弾丸入ってないのに引き金引いたりして、その子泣いちゃったよ。」
「お・・、おい・・・。」
TAKAがうな垂れた。
「そんな私でもね・・・最初見た時からずっとTAKAさんが好きなんだよ。かっこいいし、お金持ちだし、才能あるし、奥さんと子供思いだし・・・。抱いてくれないけどね。」
「おまえは本当に大丈夫なのか・・?」
「何とかやってるよ・・。愛なんかないけどね・・。」
美穂が涙目になった。
そのまま帰宅したTAKAがお母さんと真帆に、美穂に渡したものと全く同じホワイトデーのプレゼントを渡した。
やる気がないTAKAが前日にまとめて3つお買い上げしたプレゼントだった。