碧いラフレシアの花 その582 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



その後新年会でTAKAは美穂の隣に座った。



真帆は「出席したくない。」と頑固に新年会出席をこばんだ。


「TAKAさん、最初会った時凄く冷たかったよね。」

美穂が甘えるように言った。


「最初って3年前くらい?」

「うん。」

「オボコ顔で田舎から出てきて足が太かったからじゃないの?」

「ひどいっ!」

美穂がTAKAの肩を叩いた。



それから何故か美穂がTAKAにビールを注ぎだした。


社長はそこにいなかった。


「ずっとこの事務所にいるつもり?」

美穂が聞いてきた。

「ずっとなんかいないよ。事務所の商品に曲渡して儲けて、実績あげたら自分の事務所でプロデューサーやるよ。そうすればポン引きなしだし。」

「そうよね。ポン引きよね・・・。」

美穂は酔っ払っていた。



「お前はこの事務所にいたほうがいいんじゃないの?あの人に恩があるんだろ?」

TAKAがにやにや意地悪そうに笑って言った。



美穂が悲しそうな顔をした。