碧いラフレシアの花 その575 真帆27歳の正月 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代





元旦の朝は快晴だった。


初日の出がキラキラと輝く朝に、泥酔のTAKAと一緒に真帆は始発の電車に乗った。


「今年もいい年になるといいなぁ。」

TAKAが機嫌良さそうに言った。


「もう新年会出ないからね。」真帆が言った。

「昔の男の愛人と対面して機嫌が悪くなったのかぁ?」ろれつが回らない調子でTAKAが言った。


真帆は何も答えなかった。


「みんなおまえが悪いんだぞ、真帆。お前が変な漫画を描いて子供時代の相田を堕落させて、相田が俺に憧れて、でもぉ、駄目で方向転換した先のKENちゃんのお宅がなぁ~。崩壊したのだぁ。」


真帆は本当に夫をぶっ飛ばしたくなった。


「いつでも相田さんのマンションに出て行って頂戴。私は漫画と駐車場代で生きていけるから。」

真帆が冷たく答えた。

「冷たいなぁ。夫婦じゃないかぁ。」

TAKAが笑いながら言った。