元旦の朝は快晴だった。
初日の出がキラキラと輝く朝に、泥酔のTAKAと一緒に真帆は始発の電車に乗った。
「今年もいい年になるといいなぁ。」
TAKAが機嫌良さそうに言った。
「もう新年会出ないからね。」真帆が言った。
「昔の男の愛人と対面して機嫌が悪くなったのかぁ?」ろれつが回らない調子でTAKAが言った。
真帆は何も答えなかった。
「みんなおまえが悪いんだぞ、真帆。お前が変な漫画を描いて子供時代の相田を堕落させて、相田が俺に憧れて、でもぉ、駄目で方向転換した先のKENちゃんのお宅がなぁ~。崩壊したのだぁ。」
真帆は本当に夫をぶっ飛ばしたくなった。
「いつでも相田さんのマンションに出て行って頂戴。私は漫画と駐車場代で生きていけるから。」
真帆が冷たく答えた。
「冷たいなぁ。夫婦じゃないかぁ。」
TAKAが笑いながら言った。