碧いラフレシアの花 その560 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

そのまま会員になった後テレクラのブースにKENちゃんは入って行った。


あの受付の女の子が付き合ってくれたらこんなのやらなくていいのに・・・とKENちゃんはちょっと思った。






KENちゃんのテレクラで最初の電話が繋がった。


やたら落ち着いている女の子だった。



「お前、サクラか?なんか慣れてるな。」


「違うよ。」冷めた口調で女の子が言った。



「年いくつなの?」女の子が聞いた。

「27歳。」KENちゃんはサバをよんだ。



「何の仕事してるの?」

「工務店。オヤジが社長。」

「君はいくつなの?」

「18歳。」

「げげっ。」

「何でげげっ・・なの?」

「若すぎる。」

「高校生じゃないだろうな?俺はそういう趣味はないぞ。」

「違うよ。でもプー子だけど・・いい?」


俺もプーだよ・・とはKENちゃんは言わなかった。


「会う気あるの?からかってるならおじさん電話切るよ。」

「からかってないよ。」

「お小遣い目当て?」

「・・・うん。」

「普通に付き合える同年代の人がおじさんはいいなぁ。」

「おじさんが、かっこよかったらお金はいらないよ。」

「・・・・・・。」

「かっこいいの?」

「かっこいいほうかな・・。」

「今日会える?」

女の子が聞いた。

「会えるよ。」

「いつ会える?」女の子が聞いた。


「え・・でも、君ってどんな感じ・・?芸能人とかでいったら・・例えば・・?」

「相田美穂に似てるって言われる。」


KENちゃんが苦笑した。



それでその日の午後6時に駅の改札で二人で会う事にした。

女の子の名前は香子ちゃんで、黒いボディコンを着ているということだった。




KENちゃんが機嫌よくテレクラを出て行く時に「またね。」と機嫌よく受付の女の子に言った。


「ありがとうございました。」と女の子が言いながら、嫌だ嫌だやらしいおじさんは・・・と軽蔑した。