碧いラフレシアの花 その548 KENちゃん実家に帰る | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

アル中で入院してから自分のマンションから帰って来たものの、無収入という現実がKENちゃんを襲った。


そのうち家賃を滞納してマンションの大家から立ち退き命令がやって来た。





引越しの日にはKENちゃんの家族が全員手伝いに来た。





退院してからもKENちゃんは酒がやめられなかった。


マンション中に酒瓶がごろごろしていた。


もうKENちゃんはマトモに仕事が出来る様な状態ではなかった。






引越しの時に


KENちゃんの子供の服やおもちゃがいっぱい出てきた。






KENちゃんはそっと自分が子供に買ってあげた

クマのぬいぐるみを

自分の荷物の中にしまった。








自殺した妻のエアロビギアは黒いゴミ袋に入れて捨てた。









こうしてKENちゃんは自分の実家に帰ってきた。




もうKENちゃんは30歳になっていた。