碧いラフレシアの花 その547 真帆26歳の春 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



春が来て、真帆のお腹が目立つようになった。


安定期なので流産はないという事だった。


全て順調で編集部の人も「赤ちゃんが産まれたら写真を紙面にちょこっと載せましょうね。」と言った。





丁度8年前にTAKAについていって処女をあげてから


色んなことがあって


結局TAKAと夫婦になっていた。



あんなに昔、子供とか動物とか大嫌いと言っていたTAKAが、妊婦の真帆に優しいのは意外だった。


本気で裏返った声で「パパでちゅよー。」と真帆のお腹に話しかけたりした。


真帆には信じられない展開だった。




最近しんちゃんの話しを聞かないので「しんちゃんどうしたの?」とTAKAに聞いてみたら


「しんちゃんはローディーやめてライブハウスに就職したよ。」とTAKAが言った。





TAKAのバンドのB・Bの売り上げは伸びた。



まるで飲み屋から

若くて可愛い子を引き抜いて

違う飲み屋が儲かるように


がっちり

TAKAは2代目ボーカルで儲けた。


若くて可愛い2代目のボーカルの為に

TAKAはポップな曲をがんがん書いた。




30過ぎて

バンドの第2黄金期がやって来た。