碧いラフレシアの花 その532 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

「KENちゃん死んじゃうのかな・・・。」

真帆がまた涙を流した。


「何でクリスマスなのに昔の男で泣くんだよ。」

TAKAがむっとした。


「お前がポン中で死にそうな時にKENちゃんなんか首吊って死んだミス青山にさっさと乗りかえて、真帆はどう?・・とかなんか一切俺に聞かなかったぞ。近所でお前が死にそうな時に面倒見たのは俺だよな・・?」


それならそれでもいいと真帆は思った。


「可愛そう・・・なんていって体で慰めたりするんじゃねーぞ、真帆。変に関わるとお前も殴られて死ぬぞ。お前もポン中になった時あいつにボコられたんだろ?かなり気が短い、無職の男だぞ。」



別にそれならそれでもいいと思った。


それでもKENちゃんが生きていてくれるほうが嬉しかった。





「もうあいつの話はいいよ。早くディズニーランドに行こうよ。二人で楽しく生きようよぉー。」




真帆が涙ぐみながらかすかに笑った。


何となく・・・・



好きじゃない人と天国に行くよりは・・・・

好きな人と・・・

地獄に行くほうが・・・


そのほうがいいと


思った。