碧いラフレシアの花 その531   | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「そんななの・・?」

「そろそろ入院じゃない?って領域。肝機能が駄目になって死ぬよりは、バンド辞めて生きてるほうが幸せかもよ。」


「もうKENちゃんには会えないんだね。」

真帆が寂しそうに言った。


「そんなに好きなら赤い日産マーチでも買ってやれよ。」

TAKAが馬鹿にしたように言った。


「怒ってる・・?」

「怒ってないよ。男を見る目がないのに呆れてる。相田美穂のマネージャーが、KENちゃんが独身だって言って相田に近づいたって怒ってたそうだよ。みんなで今のKENちゃんの姿は首吊って死んだ元ミス青山の呪いとか言ってるぞ。」

「TAKAは美奈の生死とか気にならないの?」

「そんな昔の女忘れちゃったよ。」

「さゆりさんとか死んだ子供の事とかは?」

「全然。結婚する気が最初からなかったもん。」

「冷たい。」

「冷たくないよ。中途半端に世間とつじつまを合わせようとしてKENちゃんはああなったんだよ。どヤンキーのくせにミス青山なんか政治家の2世みたいな選択するかよ?感性が成金のオヤジみたいでさ・・ちょっと売れてうれしかったのかな?こんなBクラスの売り上げで既婚の女遊びは見苦しかったよ。よく俺の彼女はミス青山って自慢してたけどねー。あいつは感性がアートじゃないんだろ?歌は上手いけどね。」