「ごめん。そのほうが傷が浅くて済むんじゃないかと・・。」
「傷って?誰の傷??自分の傷の話し???」
真帆が怒り出した。
「でもあいつが医者の叔父さんのコネを使わなかったら、今頃キャリアも、命もなかったんだよ。真帆は。」
KENちゃんが小声で言った。
「もうぐちゃぐちゃになったら、KENちゃんの本当の元愛人さんの名前を私は喋るからね。」
KENちゃんが引きつった。
「最悪の場合はTAKAに2代目ボーカルを探してもらうから。KENちゃんはオーディションでTAKAが入れた最後の加入メンバーでしょ?」
KENちゃんはぼんやりと
マンションのお金も全部出すからただ一緒にいて欲しいと
自分に泣いてすがった昔の可愛い真帆を思い出した。