KENちゃんが無言になった。
「もう、それでもいいかな・・と思う時があるよ。大騒ぎになる前にさっさと引退してもいい。滅茶苦茶売れたあいつのファンに脅迫されそう・・。」
そう言いながらKENちゃんが悲しそうに笑った。
真帆はこんなに悲しそうなKENちゃんを見たことがなかった。
「別れた女房は半分キチガイみたいだし、真帆を訴えるとかゆするとかそういう事を言ってるし・・・。何かインネンをつけてきたら俺にすぐ電話して。」
「KENちゃん・・・。嫌なこと言ってごめんね。」
真帆が涙ぐんだ。
昔あんなに愛し合っていたのに・・・・
何でこんなことになったんだろう。
どうして別々の人生を
歩むことになったんだろう。
昔はKENちゃんさえいれば何もいらなかったのに・・・。