碧いラフレシアの花 その509 真帆25歳の夏 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


その後離婚したKENちゃんが仕事の帰りに真帆のマンションにTAKAとやって来た。


ドアを開けたお母さんがKENちゃんを見て引きつった。


真帆も全く聞いていなかったので驚いた。




真帆と真帆のお母さんが違う部屋に隠れるように移動した。



「何か昔と雰囲気違うねKENちゃんは。」

真帆のお母さんが言った。

「うん。違う。」

「あの男の子も老けたね。普通のおじさんみたいだね。TAKAちゃんよりも若いんでしょ?」

「まあ・・離婚したから。」

「え?結婚式で子供いなかった?」

「子供いるよ。でももう会えないみたいよ。」

「何年くらい結婚してたの?」

「1年7、8ヶ月・・かな・・。」

「なんでそんなにすぐに別れちゃうの??」

「知らないよ。仲悪かったみたいよ。」






KENちゃんが帰るときに台所に出てきた真帆とKENちゃんがばったり会った。

「ああ、KENちゃん。何ももてなさなくて御免なさい。」

「TAKAが冷蔵庫から水羊羹と麦茶出したからいいよ。気にしないで。」

「だ・・大丈夫?」

「俺は大丈夫だけど・・・。もし、別れたあいつが変なことを喋ったらごめん。本当にごめん。」

「へ・・変なこと・・?」

「例の死にかけた薬の話とか・・。」


真帆の目の前が真っ暗になった。


「あ・・それは・・。こまる・・。」

「ごめん。話し合いなんかできる感じじゃなくて・・。養育費も一切受け取らないし、完全に人生からシャットアウトされた。何をしでかすか分からない状態だ・・。」

「奥さんは今何してるの?」

「実家にいて、簿記の試験には受かったけれど・・・鬱病らしい。親が子供の面倒を見てる状態らしい。」

「ああ・・・。」

「あと、浮気相手だと真帆を疑ってるから慰謝料とか言い出したらごめん。」

「KENちゃん。愛人はあの子だったってはっきり言ってよ。」

「うん・・。でもそうしたらもっと大騒ぎになる。あいつのほうが真帆より有名だし。事務所同じだし。」

「KENちゃん!不倫じゃ少女漫画のイメージがた落ちなんだけど!」

「あいつは今有名すぎて・・。ワイドショーに追っかけられそうで怖い。今の時点では何もしたくないし、言いたくない。ごめん。」

「KENちゃん、自分のことばっかり!」

「でも俺がワイドショーに追っかけられたら、事務所が同じだからバンドメンバーみんなでぽしゃる・・。」






真帆は腹が立ってきた。




ボーカルは2代目をいれればいいんだよ・・・




本当にそう思った。