「だいたいあなたって何なの?そんなに偉いの?凄い芸能人みたいに売れてるわけでもないのに、態度のでかさと浮気の数だけは一流気取りなのね。何でこんなしょぼい給料で私がストレスだけもらわないといけないの?」
「そういう風に裁判所で言えよ。」
「言うわよ。医者からの診断書だって見せるから。骨折したのはあんたのせいでしょ。」
「え?骨が折れたのはマンションの階段で転んだからだろ?」
KENちゃんがわざとらしく笑った。
「どこまで根性が腐った男なの???信じられないっ!子供は死んでもあんたみたいな男には渡さない。嘘つき。」
KENちゃんが聞こえないふりをした。
「あんたに親権なんか渡したら真帆みたいなジャンキーが継母になるんでしょ?あんたのバンドもバンドの周りの女も私はもう沢山だよ。」
「真帆はジャンキーでもおまえよりは可愛げがあったよ。おまえはジャンキー以下だった。」
「何真帆なんかかばってるんだよ。真帆から慰謝料取ってやるからねっ!」
「よせ、真帆は関係ない。本当に関係ない。」
「あんたみたいにB級ロッカーから慰謝料なんか取らないよ。取るなら大金持ちの早坂まりあ先生から金を取ってやるよ。どうせ腐る程あるんだから。」
「いい加減にしろよっ。」
「ついでに週刊誌にLSDで泡吹いて可愛いまりあ先生が死にかけた事も話してやるからね。」
「そういう事はやめろ。TAKAが模倣キャラの漫画なんだからイメージが悪くなってバンドの契約が切れる。勘弁してくれ。」
「あなたからは養育費も慰謝料もいらないわよ。真帆ががっちり代わりに払うから。」
「真帆はただの昔の女だ。本当に関係ない。頼むからよしてくれ。」