碧いラフレシアの花 その494 真帆とTAKAの結婚生活 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

特にTAKAは浮気もしなかった。


もう30歳になったせいか、昔と違ってのんびりしていた。



真帆とTAKAが付き合いだしたのは7年前だった。



TAKAは何もないところから来て


あの頃は焦りと不安感があったけれど


ある意味真帆母娘に迎え入れられて


将来の不安は完全に消えた。



昔KENちゃんが「TAKAは音楽をやめたら餓死するね。」とからかったけれど

真帆と一緒なら

どうやっても餓死はありえなかった。




久しぶりにローディのしんちゃんとTAKAが一緒に飲んだ時


「TAKAさんは昔と全然違いますね。」としんちゃんが言った。


「どういう風に違うの?」とTAKAが聞いたら

しんちゃんが「昔は不機嫌で貧乏臭くて、金にだらしなくて・・・・髪がいつも葉っぱ臭くて・・。女に刺されそうで・・・。」と笑いながら言った。

「多少は良くならないと・・。」とTAKAが苦笑しながら言った。

「昔住んでた家とか凄かったですよね。なんか波々の青いペンキがべたっと塗られたトタン張りの、労働者のオヤジと同居で玄関一緒のすごい家・・。同居のおっさん連中に嫌われていましたよね。女の子の声がうるさいってオヤジに壁を蹴られたり・・。っていうか、よくあんな家まで女の子がついて行きましたよね・・?」

「あー、真帆はついて来たな。別にうるさくなんかなかったよ。ボロイから壁が薄いんだ。」

「まぁ、色々ですよね。それで電話が共通で家に一個しかなくて、オヤジが意地悪してTAKAさんに繋がなくしたから、連絡取れなくてバンドメンバーみんな困ったんですよね。」

しんちゃんが笑いながら言った。