真帆とTAKAが春の終わりごろに海に赤いポルシェでドライブに行った。
海辺の道を散策して店などを二人で見ていた。
意外なことに二人の結婚生活は奇妙に穏やかだった。
お母さんと同居なのでドラックもやめた。
店の裏側の道をTAKAと歩いてファミレスに行こうとしていたら
どこかで見た女の人がラブホテルから男の人と歩いて出てきた。
真帆とTAKAとその女の人の目が合った。
その女の人はKENちゃんの奥さんだった。
奥さんは困ったように顔を伏せた。
その後TAKAとファミレスで
奥さんの浮気について
KENちゃんに話すかどうかについて話し合った。
「もう、放置したら?似た者夫婦なんだろ?」
TAKAが面倒くさそうに言った。
「あの奥さんに勝手に愛人扱いされて、どやされた事があるんだけどね・・。」
真帆が呆れて言った。
「関わらないほうがいいよ。KENちゃんの身持ちの悪さだってひどいんだから。」
TAKAがかったるそうに言った。
遠い昔10代の時、KENちゃんが両親はそれぞれ浮気相手がいると真帆に話して、その時KENちゃんと付き合っていた真帆がびっくりした事があった。
KENちゃんの常識が真帆の非常識で
真帆の常識がKENちゃんの非常識で
それで結局KENちゃんとは縁がなかったんだ・・・
何となく真帆が悲しくなってきた。