碧いラフレシアの花 その493 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




真帆とTAKAが春の終わりごろに海に赤いポルシェでドライブに行った。





海辺の道を散策して店などを二人で見ていた。


意外なことに二人の結婚生活は奇妙に穏やかだった。


お母さんと同居なのでドラックもやめた。





店の裏側の道をTAKAと歩いてファミレスに行こうとしていたら


どこかで見た女の人がラブホテルから男の人と歩いて出てきた。



真帆とTAKAとその女の人の目が合った。



その女の人はKENちゃんの奥さんだった。


奥さんは困ったように顔を伏せた。









その後TAKAとファミレスで

奥さんの浮気について

KENちゃんに話すかどうかについて話し合った。



「もう、放置したら?似た者夫婦なんだろ?」

TAKAが面倒くさそうに言った。

「あの奥さんに勝手に愛人扱いされて、どやされた事があるんだけどね・・。」

真帆が呆れて言った。

「関わらないほうがいいよ。KENちゃんの身持ちの悪さだってひどいんだから。」

TAKAがかったるそうに言った。





遠い昔10代の時、KENちゃんが両親はそれぞれ浮気相手がいると真帆に話して、その時KENちゃんと付き合っていた真帆がびっくりした事があった。



KENちゃんの常識が真帆の非常識で


真帆の常識がKENちゃんの非常識で




それで結局KENちゃんとは縁がなかったんだ・・・




何となく真帆が悲しくなってきた。