簿記専門学校の先生にKENちゃんの奥さんは熱心に質問した。
これが人生の敗者復活戦だと思って、奥さんは頑張った。
奥さんのクラスの先生は藤森先生といった。
「藤森先生、藤森先生。」
授業の後に奥さんはそう先生に話しかけていつも質問した。
午前中のクラスの終わりにいつものように藤森先生が昼食を食べに行こうとしていた。
奥さんがいつものように質問して藤森先生が答えた。
ノートにお互いの息がかかるような距離で話しているうちに、藤森先生はちょっと前から何となく奥さんの事が気になりだしていた。
「青木さん。今日一緒に昼ごはん食べませんか?奢りますよ。」
藤森先生が奥さんを誘ってみた。
藤森先生は奥さんの結婚指輪に既に気がついていた。
それでも奥さんの顔がぱっとあかるくなった。