碧いラフレシアの花 その476 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



12月になってTAKAがツアーから帰って来た。



奇妙な事に橘君と浮気してから



真帆はTAKAにとても優しくなった。






ツアー先のTAKAから電話が来ると


真帆の胸がもう一度18歳の時みたいに高鳴った。




18、19の時はたまにしか電話を貰えないで


いつお払い箱なるか分からない


TAKAの可愛そうなグルーピーだった。



ぶっ壊れそうな青いトタン張りの

他人同士で住む賃貸の家に通う



真帆は無償で売れないベース弾きのTAKAのシモの処理をする

可愛そうな百貨店の洋服販売員だった。




あれから6年経って



TAKAも売れたし


真帆も夢だった少女漫画家になった。



あの頃TAKAのお嫁さんになりたいと思っていたら


プロポーズされた。






どういう訳か分からないが


橘君と浮気してから


真帆はまたTAKAが大好きになった。






6年前に


TAKAにメジャーデビュー記念ギグの次の日に捨てられた後に


高い香水と財布をお誕生日にプレゼントしてTAKAをびっくりさせた。





6年経って


真帆は百恵の歌のような


真っ赤なポルシェをお誕生日にプレゼントしてTAKAをびっくりさせた。