碧いラフレシアの花 その477 真帆25歳のクリスマス入籍 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



どういうことか分からないけれど


橘君と浮気してから


真帆は急にTAKAと結婚したくなった。




もう式はどうでもいいから


TAKAと結婚したくなった。




真帆が25歳のクリスマスに


二人で真っ赤なポルシェに乗って


婚姻届を区役所に出しに行った。




こうしてTAKAが真帆の婿養子になった。





帰り道にTAKAが車を運転しながら


「生まれてから一番幸せなクリスマスだ。」と言った。



真帆がうんうんと頷きながら車の窓から外を見たら

雪が降ってきた。





急に真帆が19歳の時にKENちゃんと温泉に出かけたクリスマスを思い出した。


KENちゃんがお金がなかった真帆に全部奢ってくれたクリスマスだった。


マメなKENちゃんが真帆の面倒を何から何までちゃんと見てくれた。




うんうん・・とTAKAに頷きながら


わたしの一番幸せだったクリスマスは今日じゃなかった・・・・


と真帆は思った。