碧いラフレシアの花 その472 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

真帆が呆れた顔をした。



「すみません。何もかもが初めてだし・・。僕の思ってるような初体験とは違うんです。」


「橘君の思ってるような初体験って何なの・・?」


「もっと愛が欲しい・・。」



真帆が首をかしげた。



「18の時今の年まで童貞だと思った?」

「思いません。」


「それじゃ、26歳までこんな調子でおあずけになるわよ。26歳の時、22の時はこの年までまさか童貞だと思わなかったよなぁ・・って。」

「もう、やめてください。あなたみたいな女性だと反応しない体なんです。」

橘君が悔しそうに言った。


「そう・・。できないならもういいわ。」

真帆がぷいっと背中を向けて寝た。


橘君が「僕は好きな人とじゃなきゃ出来ない。」と言った。


真帆が無視した。






真帆は橘君に背中を向けて寝ながら昔の自分の事を考えた。


TAKAと最初に寝た時は私はTAKAの事を愛していたけど


TAKAは私の事を愛してたかな・・・?




KENちゃんと私が最初に寝た時



私はKENちゃんの事は愛してなかったし

KENちゃんも愛してはいなかったんじゃないの・・・?


でもKENちゃんが良すぎて気絶したんだ。



でもその後KENちゃんが付き合ってって言って

その後KENちゃんが一緒に暮らそう・・って言ってくれて・・・








橘君って宇宙人なの・・・?


言ってる意味が分からない。


私には橘君の言っている意味が


多分一生分からない・・・。





「私みたいな女じゃだめ・・ってどういう意味?私みたいな女ってどういう女?」


「後先考えていない女性の事です。」



これを言って、シマッタ!と橘君は思った。



しばらく沈黙があった。





「後先は考えていないけど・・・。いつも自分のことよりも大切な男がいたな・・・。」


さらに真帆が続けた。



「恋はねー。するんじゃなくて堕ちるもんなんだよ。」


それから真帆が小さな声で言った。




「瞬間でその後の運命が決まっちゃう・・・。」


「私はね、好きじゃない男と天国に行くよりは、好きな男と地獄に行くほうが好きだよ。」