真帆が橘君の口の中にキスをしながら舌を入れた。
橘君の息が荒くなってきた。
これは橘君の望んだファーストキスとは違った。
早稲田大学の一文に入学した時は
可愛い彼女を作るのが夢だった。
文芸部で「太宰治研究会」という同人誌を発行したりした。
家庭教師のアルバイト代は同人誌のオフセット印刷代に消えた。
それなのに大学在学中は彼女も出来ず
就職先は少女漫画誌で、業務は倉庫番だった。
出版社は一流だったが業務内容は橘君の文学青年のプライドをズタズタに傷つけた。
職場は女性が多いのに
橘君は女性に完全に無視された。
目の前にいる
下品なベース弾き御用達の
ジャンキー少女漫画家相手に
生まれてはじめて橘君はキスをした。
「橘君・・。クスリが入ってるから・・・入れて。」
真帆がすけすけの赤いネグリジェを自分でまくって、足を開いて見せた。
橘君がびっくりした事には股間の部分が開いてる下着だった・・・。
「いつもこんなの履いてるんですか・・。」
「同居人が好きなの・・。」
どういう同居人だよ・・・?
橘君は月刊誌の付録のウインクするTAKUTO君とかTVの上にあったTAKUTO君人形を思い出した。
一体どこが少女漫画なんだよ?ふざけやがって・・・。
男の癖に化粧厚いしよ・・。
「お願い・・・。」
そうは言っても橘君には何も分からなかった。
「橘君どっちの穴でもいいから使って・・。」
「何を言ってるんですか?????!!!」
「同居人はどっちも使うの・・・。好きなほうを選べよ・・って・・。好きなほうを言わせられるの・・。」
橘君は引きつった。
女のような顔をした早坂先生の同居人は恐ろしい奴だ・・・。
そのうち橘君が萎縮して
立たなくなった・・・。
「すみません。僕には刺激が強すぎて・・。ごめんなさい。」
「え・・?」
「僕には出来ません。役に立てないですみません。」