碧いラフレシアの花 その447 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




なんでドアにチェーンをかけるのを忘れたんだろう・・・。



KENちゃんは間の悪さを本当に呪った。




赤ちゃんがイノセントに笑って見ているのも残酷に思えた。


何だかんだと妻のエアロビ中にKENちゃんが哺乳瓶で授乳したから、赤ちゃんはKENちゃんを好きだった。



「久しぶりにパパに会ったら、裸んぼの女の子のお友達と一緒だね・・・。」


奥さんが怖い口調でおんぶしてる赤ちゃんに話しかけた。




そのまま奥さんの眉毛がぴくりとあがった。


「出て行きなっー!私の家だよっ!」


奥さんが布団を引っ剥がして、叫びながら女の子の髪を掴んだ。


「乱暴はやめろっ!」

「あんたもこの間こうして私の髪を引っ張ったくせにっ!」







女の子がそのまま逃げ出すようにあわてて服を着て出て行った。



出て行くときに「ごめんね。」とKENちゃんがその子に謝った。



その子からの返答は何もなかった。

その子はただ恐怖で引きつっていた。