なんでドアにチェーンをかけるのを忘れたんだろう・・・。
KENちゃんは間の悪さを本当に呪った。
赤ちゃんがイノセントに笑って見ているのも残酷に思えた。
何だかんだと妻のエアロビ中にKENちゃんが哺乳瓶で授乳したから、赤ちゃんはKENちゃんを好きだった。
「久しぶりにパパに会ったら、裸んぼの女の子のお友達と一緒だね・・・。」
奥さんが怖い口調でおんぶしてる赤ちゃんに話しかけた。
そのまま奥さんの眉毛がぴくりとあがった。
「出て行きなっー!私の家だよっ!」
奥さんが布団を引っ剥がして、叫びながら女の子の髪を掴んだ。
「乱暴はやめろっ!」
「あんたもこの間こうして私の髪を引っ張ったくせにっ!」
女の子がそのまま逃げ出すようにあわてて服を着て出て行った。
出て行くときに「ごめんね。」とKENちゃんがその子に謝った。
その子からの返答は何もなかった。
その子はただ恐怖で引きつっていた。