碧いラフレシアの花 その439 混線 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



夏の蒸し暑い夜だった。




結局奥さんから24時間連絡はなかった。



どうしようかとKENちゃんは焦った。



警察に電話しようかと悩んだ。














その頃真帆とTAKAがTVを観ていた。


ドラマの合間のスポーツ飲料のCMに可愛い子が出ていた。


「KENちゃんの元愛人~。」


TAKAが馬鹿にしたように言った。



真帆が嫌な気分になった。



「俺らよりこの娘のほうがずっと儲かりそう。あのままKENちゃんがいかがわしいことを続けたらB級の俺らのほうが切られたな。同じ事務所の商品に手を出した所が無謀~。」


「どうして別れたの?」

「女のほうがこんなつまらないことで自分の夢をあきらめたくないとか感動的な事を言ったそうだ。」



本当に聞きたくない話だった。


ついでにCMに出ていた子が本当に可愛かったので真帆が情けなくなった。


「既婚の子持ちのおっさんが夢見ると大変だぞ。」






「KENちゃん今ひとりで大丈夫かな・・・。」


「大丈夫だろう。そんなの子供じゃないんだから大丈夫だろう?松島も既婚だったし、真帆は騙されやすいんだから・・・。」




真帆がうなだれた。









TAKAが言うように



あまり男を見る目はないかもしれない。