奥さんと子供が消えた次の日の深夜に
奥さんからKENちゃんに電話があった。
KENちゃんが子供を気遣って色々聞いたが
奥さんは素っ気なかった。
「今ね、実家にいるの。」
KENちゃんはほっとした。
赤ちゃんと一緒にホテル暮らしなどは心配だと思った。
「しばらく実家にいようと思うの。」
KENちゃんはほっとした。
帰ってきなよとは絶対に言わなかった。
いないほうがいいと思った。
「今後弁護士を通して離婚の話し合いをしたいの・・・。」
KENちゃんは別れるのはやめようよとか、子供が可愛そうだよとか
そういう事は一切言わなかった。
「お前のしたいようにしろよ。」
一瞬子供の顔が頭の中をよぎってKENちゃんは苦しくなった。
それでもこの結婚抜きで
もう楽になりたい
KENちゃんはそう思った。