碧いラフレシアの花 その438 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「じゃ、奥さんは生きてるとして、奥さんがかっとなって赤ちゃんを川に捨てたらどうするの・・?」

サイドギターのNAO君が小声で言った。


「よくある話だ。あの狂暴女にスリッパ投げられて、死ねばいいのにって俺は言われたぞ。KENちゃん、あいつは危険だ。やりかねない。」

TAKAがKENちゃんをこづきながら言った。


KENちゃんが引きつりだした。


「浮気なんかするからだ。」

TAKAが言った。

「TAKAみたいな人に言われたかないよ・・。」

KENちゃんがぼそぼそ言った。


「俺は既婚者じゃないし、子供もいない。KENちゃんと外し方が違う。」

TAKAがむっとして言った。






撮影が終わった後KENちゃんが自宅に電話した。


誰も出なかった。


自分の家の留守電のメッセージを聞いてみた。


奥さんからは何もメッセージはなかった。