「じゃ、奥さんは生きてるとして、奥さんがかっとなって赤ちゃんを川に捨てたらどうするの・・?」
サイドギターのNAO君が小声で言った。
「よくある話だ。あの狂暴女にスリッパ投げられて、死ねばいいのにって俺は言われたぞ。KENちゃん、あいつは危険だ。やりかねない。」
TAKAがKENちゃんをこづきながら言った。
KENちゃんが引きつりだした。
「浮気なんかするからだ。」
TAKAが言った。
「TAKAみたいな人に言われたかないよ・・。」
KENちゃんがぼそぼそ言った。
「俺は既婚者じゃないし、子供もいない。KENちゃんと外し方が違う。」
TAKAがむっとして言った。
撮影が終わった後KENちゃんが自宅に電話した。
誰も出なかった。
自分の家の留守電のメッセージを聞いてみた。
奥さんからは何もメッセージはなかった。