碧いラフレシアの花 その437 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


深夜になっても奥さんは帰って来なかった。


さすがにKENちゃんも子供の事が心配になった。


正直奥さんはもうどうでも良かった。









KENちゃんはそのまま眠りについた。


こんな情況でも眠れる自分と腐った結婚に失笑した。





それから目覚ましの音とともに早朝家を出て

ポスター撮影に向かった。



メンバー全員がKENちゃんの顔のアザをみてびっくりした。

ついでに殴った人が奥さんである事に驚愕した。



メイクさんが困った顔をしながらコンシーラーでアザをカヴァーしだした。


「奥さん、今どうしてるの?」

おっとりした乱人君がおそるおそる聞いた。


「そのまま子供と逃げて帰って来ない。」

KENちゃんがいともあっさり答えたのでマネージャーの田畑さんが驚愕した。


「警察に連絡したほうがいいかもよ。」

ドラムの紫音君がこわごわ言った。


「KENちゃんが浮気しまくりだから奥さんが子供と心中してるかもしれないぞ。」

TAKAが焦って言った。


「大丈夫だよ。」

KENちゃんが確信を持って答えた。


「あんな奴、殺しても死なないだろ。」



メイクさんが引きつった。