大晦日にコンビニで年越し蕎麦を買って真帆とTAKAが二人で食べていた。
「ねえ、2年前のお正月に初詣に行っておみくじ引いて、私が大凶でTAKAが凶だったの覚えてる?」
「うん。あけぼのレディースローンのお袋の借金では本当に真帆に迷惑をかけた年だった。」
「2度としたくないよ。あの仕事。それから一気に去年の今頃は死にたくなったよ。」
「ごめん、体を売らせて300万も返させて御免・・。」
TAKAがぼそぼそと蕎麦を食べながら言った。
「あの時TAKAなんか放置すればよかった。」
「ごめん。本当にごめん。」
「何年TAKAを知ってるんだろう。高校の時からライブ観て知ってたのも入れると・・・8年くらいか。もう腐れ縁だよ。」
「本当に結婚してとか、一緒に暮らしてとか言わないで、そんなことして真帆がお金返してくれて嬉しかった。絶対に一生大切にするから、許してよ。」
「バンド駄目になったらTAKA、ライブハウス経営なんかどう?私の有限会社でキャラクター商品の管理でもいいけどさ。私ね、高校生の時TAKAは絶対メジャーデビューできると思ってたの。TAKAは才能あるから、若い人を発掘するのとか向いてるよ。好きな感じのライブハウスを作りなよ。しんちゃんと一緒に働けばいいんじゃない?全部私がサポートしてあげるよ。」
TAKAが嬉しそうな顔をした。
真帆がポン中になってKENちゃんから返還されたのは
本当によい事だったとTAKAは思った。
「来年結婚しないか?」
TAKAが真帆の婚約指輪が光る手を握った。