碧いラフレシアの花 その421 真帆とTAKAの正月 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

大晦日にコンビニで年越し蕎麦を買って真帆とTAKAが二人で食べていた。


「ねえ、2年前のお正月に初詣に行っておみくじ引いて、私が大凶でTAKAが凶だったの覚えてる?」


「うん。あけぼのレディースローンのお袋の借金では本当に真帆に迷惑をかけた年だった。」


「2度としたくないよ。あの仕事。それから一気に去年の今頃は死にたくなったよ。」


「ごめん、体を売らせて300万も返させて御免・・。」


TAKAがぼそぼそと蕎麦を食べながら言った。


「あの時TAKAなんか放置すればよかった。」

「ごめん。本当にごめん。」

「何年TAKAを知ってるんだろう。高校の時からライブ観て知ってたのも入れると・・・8年くらいか。もう腐れ縁だよ。」

「本当に結婚してとか、一緒に暮らしてとか言わないで、そんなことして真帆がお金返してくれて嬉しかった。絶対に一生大切にするから、許してよ。」

「バンド駄目になったらTAKA、ライブハウス経営なんかどう?私の有限会社でキャラクター商品の管理でもいいけどさ。私ね、高校生の時TAKAは絶対メジャーデビューできると思ってたの。TAKAは才能あるから、若い人を発掘するのとか向いてるよ。好きな感じのライブハウスを作りなよ。しんちゃんと一緒に働けばいいんじゃない?全部私がサポートしてあげるよ。」

TAKAが嬉しそうな顔をした。







真帆がポン中になってKENちゃんから返還されたのは


本当によい事だったとTAKAは思った。



「来年結婚しないか?」

TAKAが真帆の婚約指輪が光る手を握った。