碧いラフレシアの花 その408 誤解 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



電車に乗りながらこんなつまらない事でKENちゃんと2年ぶりに会えたんだ・・・と自分に苦笑した。


今頃KENちゃんの家では真帆のネタで大喧嘩が始まってるのかもしれない。



でも何で新婚さんなのにKENちゃんは浮気をするのだろう?


奥さんが妊娠中だからって、それだけが理由ではないと思った。




どうせ浮気するんだったら自分の所に来てくれたらよかったのに。


あんなマンション全部売って奥さんへの慰謝料にしてあげたのに。


どうせ自分なんか二回死に損なってるんだから


何もいらないし


本当にKENちゃんだけいれば


何もいらないし・・・。






真帆がぼんやりと昔の事を思い出した。


KENちゃんの家は一見きちんとしていたけれど


KENちゃんのお父さんとお母さんは


それぞれ浮気をしていた。




KENちゃんには真帆には真似出来ない


独特の割り切り方があるらしい。





あれからいっぱい時が流れて


自分はこんな大人になってしまった。