碧いラフレシアの花 その398 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

TAKAは明らかにパニックになっていた。


KENちゃんが真帆の名前を大声で呼んで体を揺すった。


真帆は何も反応しなかった。


「どうしよう・・。どうしよう・・。」


TAKAが弱気な声を出した。


「TAKAちゃんしっかりしてよ。俺よりも年上でしょ?」


「こんなはずじゃなかった。」

TAKAが涙声になった。


「あのねー。TAKAちゃん、中学生じゃないんだから・・。いい加減にしたらぁ?」


そのうち真帆の体が小刻みに揺れて、真帆が口から泡を吹き出した。


「もう、俺救急車呼ぶから。」


KENちゃんが電話機に手をかけた。

その時TAKAがKENちゃんを突き飛ばして電話機のプラグを抜いた。

「信じられない!」

KENちゃんが激怒した。

KENちゃんがプラグを入れようとしたら、TAKAが電話機を投げた。


二人で揉み合っていたら、ドアを誰かが激しく叩いていた。



呼び鈴が何回も鳴り「KENちゃん!そこにいるのっ?」とKENちゃんの奥さんが絶叫する声が聞こえた。



KENちゃんがドアを開けた。


「大変な時に来たぞー。お前は。」


KENちゃんが玄関の所で奥さんに言った。


「TAKAちゃんの彼女は平気なの?」

「全然平気じゃないよ。」

KENちゃんが言った。



TAKAが後ろで放心状態でぽつんと立っていた。