「真帆・・・青いね・・。まだ若いよ。まだまだだよ・・。」
お母さんが勝ち誇ったように言った。
お母さんは松島さんの奥さんの実家の電話番号を丁寧にメモしていた。
「さあ、奥さんと話しつけようか?」
「もう、お母さんやめてよぉぉ・・。」
真帆が泣きながら言った。
「真帆・・家はね・・。訳ありなんだよ。こういう新聞記者みたいなのとは気が合わないよ。あんたの父親は少し頭がおかしい売れない絵描きだよ・・?こいつが本気であんたと結婚すると思う・・?話しが合うかい・・?ただのシモつきのお手伝いさんにされちゃってるよ!」
お母さんがきっぱりした調子で言った・・・。
「このおじさんのただの性欲のハケ口。ハケ口。既婚者じゃないだけ、ベース弾きの浮気のほうがマシ!マシ!」
気が弱い真帆がボロボロ泣き出した。