真帆のお母さんがやってきて・・・・
TAKAの口から松島さんの存在がバレた。
出版社や、ファンや、編集部に迷惑をかけて
松島さんの家でシモつきのお手伝いさんをしていた・・という事実が
真帆のお母さんを完全に激怒させてしまった。
真帆のお母さんは将来は真帆の印税で悠々自適の生活をするのが夢だった。
函館の長男の松島さんは問題外だった。
関東一円で真帆と同居出来るならば、ベース弾きのTAKAが婿養子になったほうがマシだと思った。
真帆が高収入だから、TAKAの収入はどうでもいいという領域だった。
まー、一応ベースで食ってるあんちゃんだからね・・とかなり姿勢を軟化してきた。
「あんたねー、家出してきた女を家に上げるような中年男は怪しいよ。よっぽどモテないんだね。それは。」
真帆のお母さんが冷笑した。
「間が悪ければ今頃重りをつけられて海に沈められていたぞ。真帆。命知らずだなお前は・・。」
TAKAも苦笑していた。
この2人はなんなんだ・・。
借金誰が返してやったんだと思ってるんだ・・。
真帆は怒りを感じた。
「このベース弾きのあんちゃんはね、一応心配して泣いたんだよ。あたしだって泣いたよ。もう馬鹿みたいじゃんよ。」
真帆のお母さんがまくしたてた。
「浮気くらいなんだよ。モテるくらいのほうが飽きなくて続くよ。音楽家なんてそんなもんだよ。真帆。サラリーマンだって浮気くらいしてるよ。一回くらいの浮気で蒸発するんじゃないよ!」