碧いラフレシアの花 その361 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代






夜行電車を降りて、駅から真帆は松島さんに電話してみた。



「どうして、急に帰っちゃったの??」とか・・・


「東京の住所と電話番号を教えてくれ・・。」とか・・・


「もし、東京に出てきたら会ってくれる?」とか・・・



具体的な要求が出てきた・・。




奇妙な事に


もう松島さんに関しては


現実感がなかった。




青函連絡船から


碧い波に向かって


死のうとした思い出が


少しフラッシュバックした。




でももう現実感がなかった。


「必ずまた連絡するから・・。私を信じて・・。」


そう言って電話を切った。





それからほとんど長距離電話でなくなったテレカで


そのままTAKAに電話した。



TAKAがかったるそうに電話に出て



真帆からだと分かって


驚愕していた・・・。



2月の東京駅が


人混みでざわざわしていた。



「本当に心配した・・・。真帆ごめんね・・・。ごめんね・・・。」


TAKAが電話の向こうで泣いていた。