ついに2月になった。
2月になってすぐのある日
真帆はこっそり荷物をまとめて
東京に消えた。
「松島さんごめんなさい。どうしても仕事の責任があります。東京の彼よりもあなたが好きです。
絶対にまた連絡します。いままでありがとう。」
日中・・・・
少し暖かい日に
松島さんのスピッツが不安そうに見ている中
「ばいばい・・。」と真帆が犬に言いながら
出てきた時と同じように
また東京に戻って行った。
そしてまた同じ船に乗った。
中で死ぬはずだった・・・・
海の波が白く反射して
暖かい日に輝いていた。
夜になって
お土産のシュークリームを買って来た
松島さんが
真帆の置手紙を読んで
泣いた。