碧いラフレシアの花 その356 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代





あるものすごく寒い夜に


吹雪の音が


窓の外で響く中で


松島さんが真帆を抱きながら


真帆について聞いてきた。




「真帆ちゃんって東京で何の仕事してたの・・?」


真帆はしばし考えた。


「あ・・・、嫌なら言わなくてもいいんだよ・・。」


松島さんが悪そうにもごもご言った。


「ちょっと変わった仕事で・・。」


「え・・、どういう風に変わっているの・・?」


「あ・・、少女漫画家で・・。」




「え・・、そうなの??」


松島さんが笑い出した。


「少女漫画って目がキラキラして・・・男とやったら・・あっ・・!とか言って朝になるやつでしょ・・?」


「あー、ちょっと作風は違うけど・・。まあ・・そんな感じ・・だね・・。」


「ねえ、それ、俺読みたい!」


「読まなくていいよ。恥ずかしいから。」


「絶対読みたい!」