松島さんは30歳の割には気持ちは純情な人だった。
ずっと独身で
仕事が忙しくて
彼女がいない・・・
と自分で言っていた。
松島さんが仕事に出かけている間に
真帆が掃除をしたり洗濯をしたり
松島さんのスピッツの世話をした。
もう気がついたら
年も明けていて
1月の半ばになっていた。
松島さんは興奮しやすいので
キッチンとか
お風呂場の脱衣所とか
玄関とか
トイレとか
色々なところで
すぐに真帆としたがった。
真帆は大人しく
松島さんの言う事を聞いた。
「いつ出て行くの?」とか
「旅行し続けるの?」とか
「東京に帰らないで・・。」とか
松島さんが不安そうに言い出し始めた。