碧いラフレシアの花 その354 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


松島さんは30歳の割には気持ちは純情な人だった。

ずっと独身で

仕事が忙しくて

彼女がいない・・・

と自分で言っていた。



松島さんが仕事に出かけている間に

真帆が掃除をしたり洗濯をしたり

松島さんのスピッツの世話をした。





もう気がついたら

年も明けていて

1月の半ばになっていた。



松島さんは興奮しやすいので

キッチンとか

お風呂場の脱衣所とか

玄関とか

トイレとか

色々なところで

すぐに真帆としたがった。



真帆は大人しく

松島さんの言う事を聞いた。




「いつ出て行くの?」とか

「旅行し続けるの?」とか

「東京に帰らないで・・。」とか

松島さんが不安そうに言い出し始めた。