碧いラフレシアの花 その352 おじさんとの日々 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代





一緒に新聞記者のおじさんと夜景を観に行ってから、一週間後・・・・・


真帆はおじさんのオファーを受けて


おじさんのマンションに転がり込んだ。


真帆は居候になった。





おじさんの名前は松島さんといって

地方新聞の新聞記者で

いつも家にいなかった。


もっとおじさんだと思ったら

30歳で

独身だった。



おじさんがマンションで飼ってる

スピッツの世話を頼まれた。

散歩とか

餌やりとか




あとはおじさんが望むように

アレの相手をすれば


居候が


成立した。



本当に仕事が忙しい人で

あまり顔を合わせる機会がなかった。



吐く息が凍る

函館の朝・・・・

「行ってらっしゃい。」

と真帆が幼な妻のように言えば

松島のおじさんは

顔をくしゃくしゃにして

喜んだ。



松島さんが出勤したある朝

近所の屋根から垂れ下がる

大きなつららが

光を浴びてキラキラ光っていた。








ふと真帆は

自分が

捨ててきたものを

思い出した・・。