碧いラフレシアの花 その351 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



それから3日後に真帆はパブで会ったおじさんと函館の夜景を観に行った。






その日は昼からおじさんが喜んで






車を出したり






美味しいお料理屋さんで奢ってくれた。








ガイドさんのように






マメな男だった。














昔こんなに






マメにいろいろしてれた人がいたよな・・と






思い出した。








あれは19歳の時






KENちゃんと旅行した時だった。












あの時KENちゃんは22歳で






今の真帆よりも若かったけど






マメだった。












今度は誰か知らないおじさんがガイドさんをしてるよ。












函館の夜景を見た時




いっぱい街の光が見えた。




その光のしたで色んな人が生活してるんだけど




誰かがひとり消えたところで




街の明かりは何も変わらない








真帆も東京からすっと出てきて






それでも






きっと真帆抜きで






きちんと回ってるのだろう










KENちゃんも真帆抜きで






問題なく






生きるんだろう・・・。








自分が世界から消えても




自分抜きで




多分パーフェクトに




オーライだ。








どこかの家が明かりを消しても




夜景は




何も変わらない・・・。