27日の朝に青函連絡船に乗ることにした。
寒い空気が澄んだ朝だった。
建物の上の白い雪が太陽光に反射して眩しかった。
生まれて初めてこんな大きな船に乗った。
せっかくだから甲板の上に出てみた。
本当に刺すように寒かった。
太陽が眩しくて
波も空も綺麗な青なのに
氷の様に
空気が冷たかった。
碧い波がが船の周りで白く泡立つのを見ながら
真帆は思考が抜けていくのを感じた。
そのまま小走りに直進して
シルバーの手すりに足をかけた。
もう全てが面倒くさくなった。
このまま碧い海に落ちて
全部終わりにしたほうが
楽・・・。
ただ楽になりたい・・・。
目の前に碧い海が広がった。