「なんで、そんなことで泣くの・・?」
TAKAが呆れた感じで言った。
「TAKAとは感覚が違う・・。」
「感覚が同じのKENちゃんがなんですぐに逃げたの・・・?」
「もう、本当にいやな感じの人だよね。」
真帆がむっとしながら去った。
そのまま鍵をバックに入れて
外に出た。
やっぱり12月だから寒かった。
何かもうマンションに帰りたくなくなった。
もうどこにも帰りたくなくなった。
しばらくして
振り返ったら
TAKAが追っかけてきていた・・・。
インディー時代に
本当に気分屋でいやな奴だったな・・・と昔を思い出した・・。
年を取って
少しはマシになったのか・・・。
マシになっただけで
基本はあんまり変わらないのか・・・。
「ごめんね・・。」
嗚呼、昔愛したベース弾きが
こんなに悪そうに
謝っているよ・・・。