7月の初めに真帆は300万を返済し終わった。
あけぼのレディス・ローンの村田さんは最後に機嫌が良さそうに
「いい子だね。あんたは。あのお兄ちゃんもあんたみたいな子と付き合えてツイてるね。」
と真帆に言った。
「借金、全額返したから・・。」
真帆がそうTAKAに言ったら、TAKAが凄く嬉しそうな顔をした。
「ねえ、真帆一緒に暮らそうよ・・。本当に感謝してるから・・。絶対に・・一生・・・大切にするから・・・。」
「それは・・ちょっと・・。」
「何で駄目なの?」
「お母さん無職だし、いきなり一人にはさせられないよ・・。」
「お前のお袋、他人の金で買い物して競馬してるだけだろう?置いて出て行けよ・・。」
「まだ決められない・・。」
「何でKENちゃんの時はお袋に反対されても一緒に暮らせたの・・?何で俺だと駄目な訳?」
「KENちゃんと暮らした時は・・私・・・10代だったんだよ・・。そういう勢いがもう・・自分には・・無いから・・。」
TAKAが不満そうな顔をした。
「別に今・・別れるつもりはないよね・・?」
TAKAが聞いてきた。
「TAKAの事は嫌いにはなれないよ・・。何でだか知らないけど・・。」
真帆が答えた。
そうだよ、この人ずっと長い事私の人生にいるんだよ。
何でだろう・・。
別れた後も、近所に住んでたり・・・。
何でだか知らないけど・・・。
真帆がぼおっとTAKAを見つめた。
何でだか知らないけど
同種の人だな・・と・・・。