結婚式から帰った次の朝、またクラブから架空の出版社名で仕事の呼び出しがあった。
急に昼に仕事が入ったと言う。
やれやれ・・・と思った。
今頃早苗はハワイに新婚旅行だよ・・・・。
TAKAの借金を体を売って返済してる
自分が急に
惨めに思えた・・・。
自分の意志さえはっきりすれば
お母さんも
TAKAも
他人の借金もない
普通の世界に行けそうな気がした・・。
KENちゃんの事はそれでもずっと
ずっと
好きなんだろうけど
多分KENちゃんが
帰ってくることはない・・。
お昼になって真帆はクラブの配達弁当の仕事に出た。
今日の自分は・・・ランチボックス松か・・・。
真帆は虚しくなった。
TAKAの事はもう好きではなかった。
でも嫌いにもなれなかった。
こうなって尚更、誰かに必要とされたかった。
TAKAが自分の事を好きらしい・・・というのは分かっていた。
孤独な人生で
ぽつんと
TAKAがくれる愛だけがあった。
でももうそれも消えそうだった。
時間の問題で
消えそうだった。