碧いラフレシアの花 その308 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


結婚式から帰った次の朝、またクラブから架空の出版社名で仕事の呼び出しがあった。


急に昼に仕事が入ったと言う。


やれやれ・・・と思った。


今頃早苗はハワイに新婚旅行だよ・・・・。





TAKAの借金を体を売って返済してる


自分が急に


惨めに思えた・・・。




自分の意志さえはっきりすれば


お母さんも

TAKAも

他人の借金もない

普通の世界に行けそうな気がした・・。



KENちゃんの事はそれでもずっと

ずっと

好きなんだろうけど


多分KENちゃんが

帰ってくることはない・・。






お昼になって真帆はクラブの配達弁当の仕事に出た。


今日の自分は・・・ランチボックス松か・・・。


真帆は虚しくなった。




TAKAの事はもう好きではなかった。


でも嫌いにもなれなかった。


こうなって尚更、誰かに必要とされたかった。


TAKAが自分の事を好きらしい・・・というのは分かっていた。



孤独な人生で


ぽつんと


TAKAがくれる愛だけがあった。



でももうそれも消えそうだった。



時間の問題で


消えそうだった。