春が来て、真帆は早苗の結婚式に出た。
早苗の23歳の誕生日の次の日だった。
化粧品会社の兄弟社長から貰ったシャネルのバックを下げて出た。
早苗のデザイン事務所の社員さんとか、早苗の親戚、早苗のお婿さんの親戚・・・司会・・・。
よくよく考えてみたら・・・
自分はこういう世界とは無縁で・・・
今TAKAと結婚しても
親戚を招待できるかどうかも
あやしい・・・
という・・・
自分とTAKAの特殊性に
今更のように気がついた・・・。
早苗の旦那さんは
4つ年上で
ちょっと変なパーマをかけていた。
おばさんのような
パンチパーマのような
不思議な
パーマだった。
これだったら
田中さんのほうが
ずっと金持ちそうだし
まだ見た目も
マシだ・・・
と・・・冷めた目で見たが・・・
自分には全くない
女の幸せを見せつけられた。
自分は結婚も
子供も
ナシだ・・・な・・・
急に孤独が押し寄せてきた・・・。