碧いラフレシアの花 その306 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


ホワイトデーの翌日の朝に、真帆はTAKAのアパートをあとにした。


「ちょっと一緒に暮らす事考えてよ。あのオカアサンと一緒にいたら一生結婚できないよ。あのオカアサンが完全扶養されてる姿はおかしいよ・・。」

TAKAが言った。


正直真帆も、真帆の母親の浪費には恐怖を感じていた。


親孝行という名で大きな寄生虫を作ってしまった。


だらしなくても、着物を作ったり、宝石を買ったりせずに、仕事をしてるTAKAのほうがマシだと思った。


自分の母親がこういうタイプの人間だと知ったのは残念だった。


今まで分からなかったのは


・・・・・単に貧しかったから・・だ・・・。



「客と浮気やめてよ。マンションとかに、自分の女が、どっかの金持ちのオヤジに囲われるのとか・・・俺は面白くない・・。」


「あーあ、マンションにお母さんごと囲ってもらおうかなぁ・・。」

真帆がげんなりした調子で言った。


「お袋も、クラブの客もいない世界に住もうよぉ・・。普通に二人で暮らそうよ・・。」

TAKAが言った。


「普通なんか自分にあるのかな・・。TAKAと関わってから人生が普通じゃなくなったんだけど・・・。」