碧いラフレシアの花 その291 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「何回付き合っても同じだと思う。借金返したらTAKAのいない人生を歩みたい。もう昔から知っていていやだよ。無理な組み合わせなんだと思う。」


「でも・・・昔から知ってて縁が切れない・・・という事はそんなに悪くもない組み合わせだと思うけど・・・。俺は真帆が嫌いだった事はないよ・・。」


「私も、嫌いじゃないけどさ・・。付き合って今更どうするの・・・とか思うようになってきた。」


「真帆のお母さんが、真帆はあんたと一緒に暮らすつもりも、結婚するつもりも、子供を作るつもりもないと言ってた・・・とか電話で俺に言ったんだけど・・・。真帆、何か冷たくない・・?」


「冷たくないよ。借金返してあげるんだから!借金返した後は私を自由にしてよ!」


「本当に俺と別れたいの・?」


「うん。借金返したら別れたい。今別れてもいい。」


「何でヴァレンタインのチョコ持ってきて別れ話なんだよ・・・。」


「正直、もう好きだという気持ちが無くなって来てるの・・・。お金は返すよ。サインしたから。」


「おい。何だよ、それ。」


「他の世界を見たいよ。TAKAのファンだったのなんか高校の時だよ?幾つの時だよ・・。」


「お前は金持ちのオヤジの手垢が付いてから、冷たくなったな・・・。」


「誰が金持ちのオヤジと寝て誰の借金返してるのよ?」


「俺の借金ではない。お袋の借金だった。」


「私の借金でもないよ!」