碧いラフレシアの花 その287 凍えるヴァレンタイン(真帆22歳、TAKAと一緒) | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




クラブの隠語で「配達ディナーボックス松」と呼ばれた真帆のヴァレンタイン仕事が終わった。


終電がなくなるのでTAKAのアパートに泊まる事にした。


雪がいっぱい積もっていた。


青白く街灯が光っていた。


ふとKENちゃんは今日彼女と一緒なのだろうな・・・・と思った。


どんなに印税で稼いでも

どんなに高級売春で稼いでも

金は指の間をすり抜けて行った。


真帆の母親は完全無職で

カラオケや温泉に夢中になっていた。


お財布を全部母親に預けたら

さっそく母親が分割払いで

着物を作って来た。


真帆は成人式の

着物さえもなかった。


19歳とか

20歳のころは


KENちゃんだけが

いれば

何も

いらなかった・・・。


そういえばTAKAの事は何年くらい知っているんだろう・・・。


高校生の時から知っているんだ。


顔は知ってるけど


何も知らない人を


ずっと愛していて


やっと何年後かにTAKAと話せて・・・

何だか知らないけど

18の時に処女のまま抱かれた。



気がついたら


KENちゃんの事が死ぬほど好きになって


でも・・・KENちゃんは去って行って


またTAKAと一緒で


TAKAの借金背負って


こんなに寒い


ヴァレンタインが



来た・・・・。


こんなヴァレンタインが


やって来た・・・。