碧いラフレシアの花 その285 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



従業員が「仕事ですから・・。あなた、あけぼのレディスローンと提携してサインしたでしょ?契約だからね。子供じゃないんだからね。」と冷たく言い放った。


「3時間後、ロビーで待ってますから。」従業員はそう言うと真帆を見捨ててさっさと部屋を出た。



二人の男がにやにや笑って真帆を見た。


「お金を返すまでは籠の鳥だね麗華ちゃん。」一人の男がキスしてきた。



二人が自己紹介をした。


二人は兄弟で会社の共同経営者だった。


化粧品会社を二人で経営して、本社は京都だと言った。


台湾にも工場があるとか、そういう話だった。


二人とも40代のようだった。


兄弟のほうの兄のほうが「借金返し終わったら、クラブの配達弁当なんかやめて俺に囲われろよ・・。」と言った。

弟のほうが「時々僕も訪ねていくから・・その時はちゃんと個人的にお小遣いをたくさんあげるよ・・。出張の時はゴルフしたり夕食食べに行こうよ・・。」と言った。





真帆がバックから「お店からです。」とチョコを渡した。


「気を使ってるんだな・・。店も・・・。」弟がぶつぶつ言いながらチョコの包みを開けた。


「名前何?」兄のほうが聞いた。

「麗華です。」真帆が答えた。

「年はいくつだよ?」弟のほうが聞いた。

「22です。」

「あはは~。いいバレンタインになりそうだなぁ~。」兄のほうがそう言って真帆をベットの上に押し倒して来た。