碧いラフレシアの花 その280 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代





ホテルの部屋の中でその男がポットのお湯を沸かした。



従業員が帰って二人きりになった。



その人が軽い自己紹介をした。

不動産関係の仕事をしていて、今日は九州から仕事で来た・・・との事だった。



この人は50代なのかな・・・と真帆は思った。


「年はいくつなの?」その男の人がポットのお湯をティーバックを入れたカップにそそぎながら聞いてきた。


「22歳です。」

真帆が答えた。


「はは・・・。いいね。」

その男の人が嬉しそうに微笑んだ。


気を使って真帆の分の紅茶も作っていた。


「君の顔は初めて見るよ・・。よく君のクラブのディナーボックスのサービスは使うけれどね。」

「今日が初めての仕事です。」

「え・・っと、それってこのクラブが初めてって事?それともこういう仕事が初めてって事?」

「あ・・、こういうのが初めてって事です・・。」

「ねえ、ディナーボックスなんかしてるの勿体無くない?松でも、宅配されちゃうの勿体無くない?何でホステスしないの?」

「まぁ・・・時間とか色々・・。」

「ふーん。」