ホテルの部屋の中でその男がポットのお湯を沸かした。
従業員が帰って二人きりになった。
その人が軽い自己紹介をした。
不動産関係の仕事をしていて、今日は九州から仕事で来た・・・との事だった。
この人は50代なのかな・・・と真帆は思った。
「年はいくつなの?」その男の人がポットのお湯をティーバックを入れたカップにそそぎながら聞いてきた。
「22歳です。」
真帆が答えた。
「はは・・・。いいね。」
その男の人が嬉しそうに微笑んだ。
気を使って真帆の分の紅茶も作っていた。
「君の顔は初めて見るよ・・。よく君のクラブのディナーボックスのサービスは使うけれどね。」
「今日が初めての仕事です。」
「え・・っと、それってこのクラブが初めてって事?それともこういう仕事が初めてって事?」
「あ・・、こういうのが初めてって事です・・。」
「ねえ、ディナーボックスなんかしてるの勿体無くない?松でも、宅配されちゃうの勿体無くない?何でホステスしないの?」
「まぁ・・・時間とか色々・・。」
「ふーん。」