TAKAと初詣から帰ってきたら、TAKAのアパートの電話が鳴った。
「ごめん・・・。真帆電話取って。取立てだから・・。俺はいないと言ってくれ。」
真帆が電話をとった。
「小室ちづるさんの御子息の小室隆章さんのお宅ですね?新宿あけぼのレディスローンの村田と申します。隆章さん出してくれますか?」
「今外出していないんですけど・・。」
「居るのは分かっているんですよ。出してくださいよ。」
「いや、本当にいないんです。私、留守番なんですけど。」
レディスローンの担当の村田さんは本当に怖そうな中年のおばさんだった。
「あら、あなた、彼の恋人かなにか?あなたがお金を返済することも出来るわよ。女が男を支えるのは内助の功よ。」
「すみません。なんの話か分からないんですけど・・・。」
「そのうち、あなたにも説明してあげるから。そうよ、あなたが返せばいいのよ。」
「すみません。また電話してください。」
真帆が急いで電話を切った。
「怖かったよー。TAKA。そんじゃそこらのおばちゃんじゃないよ。手強いよー。」
真帆がぼやいた。
それから30分して誰かかがドアを叩く音がした。
「返しなさーい!返しなさーい!あなたっ!借金を返すのは人の道よっー!」
近所中に聞こえる声でおばさんが絶叫していた。