碧いラフレシアの花 その267 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

「返せーっ!返せっー!開けなさいよっー!アンタっー!いるのは分かってるんだよー!」

声を振り絞っておばさんが叫んでいた。


「お・・おんなとは思えない・・。ふざけやがって・・。」

TAKAがむっとしてドアを開けた。


「あーら、小室さん、いらっしゃったの?」

ちょっとパンチパーマ系の頭をした豹がらのコートを着た太った怖いおばさんが立っていた。

名札をちゃんと着けていて、名札には「村田節子」と書いてあった。


「さっき帰って来たんだよ。」TAKAが怒って言った。

「あらあら、いいタイミングだわ~。」

村田さんはオレンジの口紅をべったりつけていて、目の上がサーファーや、「奥様は魔女」のサマンサのママのように青かった。


「俺、本当に金ないからやめてよっ!」


「あんたが金返さないと、あたしたちの給料も出ないんだよ!被害者は私たちだよっ!」


村田さんはそう言って拳で壁を叩いた。