母親とおせちを食べて、TVを見た。
それからちょっと原稿を描いた。
虚しい22歳の正月だと思った。
夜になってTAKAから電話があった。
最初に電話を取ったのは真帆の母親だった。
真帆の母親は真帆と暮らして真帆に養って貰いたかった。
辛い給食場の仕事を辞めたかった。
KENちゃんが去って喜んだいたら、もっとひどい男がやって来たと思った。
真帆に聞いたらKENちゃんのバンドメンバーだと言う。
お母さんはTAKAを徹底的に撃退するつもりでいた。
「あ・・、おかーさん真帆いる?」
TAKAが電話口で言った。
ろくに挨拶も電話のかけ方も知らない馬鹿男だと思った。
「いるよ。いるけど、真帆に聞いたらあんたとは一緒に暮らしたくないし、結婚もしたくないし、子供もいらないってさ。」
「あはは・・・。俺もそういうの嫌いだから・・。真帆出してよ。おかーさん。」