碧いラフレシアの花 その255 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


母親とおせちを食べて、TVを見た。

それからちょっと原稿を描いた。

虚しい22歳の正月だと思った。



夜になってTAKAから電話があった。

最初に電話を取ったのは真帆の母親だった。


真帆の母親は真帆と暮らして真帆に養って貰いたかった。

辛い給食場の仕事を辞めたかった。


KENちゃんが去って喜んだいたら、もっとひどい男がやって来たと思った。

真帆に聞いたらKENちゃんのバンドメンバーだと言う。


お母さんはTAKAを徹底的に撃退するつもりでいた。


「あ・・、おかーさん真帆いる?」

TAKAが電話口で言った。


ろくに挨拶も電話のかけ方も知らない馬鹿男だと思った。


「いるよ。いるけど、真帆に聞いたらあんたとは一緒に暮らしたくないし、結婚もしたくないし、子供もいらないってさ。」

「あはは・・・。俺もそういうの嫌いだから・・。真帆出してよ。おかーさん。」