結局高校を卒業して4年ぶりくらいに実家に戻ってきた。
ずっと幸せになりたくて必死だった。
でも結局どこにも行き着いていない気がした。
悪い意味で振り出しに戻った気がした。
そういうわけで新年は母親とまたアパートで迎えた。
TAKAの事について新年早々ちくちくと母親に嫌味を言われた。
前の男よりもひどい選択肢だと言われた。
「あの人はただのトモダチなんだよ。付き合っている訳ではないよ。」真帆が面倒くさそうに言った。
「むこうはまんざらでも無いみたいだけどね・・。」真帆のお母さんが切りこんだ。
「向こうが勘違いしてるだけだよ。ただのトモダチだよ。」真帆がげんなりした。
「どうしてああいう変な男とトモダチになれるんだい?一度でいいから普通の男を見せてくれよ。」お母さんが小言を言った。
「ただのトモダチの職種なんかどうでもいいよ・・。」
「そのうちにただのトモダチが手を出してくるからね。もう真帆は22歳なんだから頭を使って生きな。高校生じゃないんだから。あれと結婚したら・・とか思うとぞっとするよ。」
「結婚なんかしないってば。あの人と一緒に暮らすのだって嫌だよ。」
「だったら、さっさと馬鹿からは離れな!」
「まぁ、トモダチとしてはそれなりに気が合う所もあるんだよ。」
真帆が情けなくなって涙ぐんだ。
「絶対にあの人と暮らしたりはしないから・・・。お母さんと暮らして一生お母さんの面倒を見るから・・。老後の面倒も全部見るから・・。あの人は絶対抜きで・・・。」
真帆が泣きながら言った。
お母さんが真帆を優しく抱きしめた。
「早く目を覚ましておくれよ・・。」